井出寿希さん
【お宝鑑定】「ちいかわ」から「マクロスΔ」まで。女性に人気のグッズ続々登場!!
【ホビー雑貨鑑定士の世界】【駿河屋の歩き方】
レア商品が続々登場! カワイイ系のグッズからも目が離せない!
駿河屋の現場で商品を精査するカリスマバイヤーが、
届いた「お宝」をズバリ鑑定。驚きの価格とは?
「お宝」が世界中から集まる夢のターミナル「駿河屋」の最前線からお届けします!
※ 収録は2024年2月に行われました
※ 「鑑定価格」は2024年2月時点のものです
※ 「鑑定価格」は駿河屋での買取査定額で、販売価格とは異なります
鑑定商品
・兎田ぺこら&さくらみこ ぺこみこ大戦争!!オリジナルグッズセット 「ホロライブ×WACCA Lily」
(2020年)
・うさぎ マスコットチェーン 「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ ×東京リベンジャーズ」
(2022年)
・まじっく快斗 クリアしおりセット
(ブロッコリー・2012年)
・フレイア・ヴィオン 実田千聖描き下ろし アクリルスタンドキーホルダー 「マクロスΔ」M魂オリジナルグッズ 2020
( M魂・2021年)
・ドラえもん 生誕100年前記念ピンズセット
( 小学館集英社プロダクション・2012年)
【お宝鑑定サブトーク】コレクションもしても良し! 飾って楽しんでも良し!
【ホビー雑貨鑑定士の世界】【駿河屋の歩き方】
書籍掲載内容
駿河屋が誇るホビー雑貨鑑定の
スペシャリストに聞くっ!!
学生から社会人までのアニメファンを対象にしたグッズは、それこそ昭和の頃から存在した。
そして21世紀の現在、ファンの推しの対象はアニメやコミックのみならずゲームやインターネットそのほかのキャラや作品へと大きく広がり、同時に工業技術力の向上などもあって、実に多種多様なファングッズが世の中を賑わしている。そんななか、ホビー雑貨の鑑定はいかなるものか? 鑑定士の井出寿希さんに聞いた。
「たとえばこれは『ドラえもん誕生のマイナス百周年の記念ピンズセット』ですね。ドラえもんは劇中の誕生が西暦2112年の未来という設定なので、そこから百年マイナスした2012年に作られた限定商品なんです。ドラえもんは今では世界的な人気キャラですが、これは当時、川崎の藤子・F・不二雄ミュージアムで限定で販売された商品で、もうそのままの再版は絶対にありえないので、鑑定額は3万5千円」
保存状態も鑑定額に影響するが、これは中が覗ける額に入ったピンズという商品の性質上、若干のヤケがあるが、それでも比較的キレイなものということだ。
「期間限定品はどうしても鑑定額が高くなります。こっちの『兎田ぺこら&さくらみこ/ぺこみこ大戦争!! オリジナルグッズセット』は人気V Tuberで現在は二百万人の登録者を誇るお二人のクリアファイル付きCD。この商品はアーケードゲーム「ホロライブ×WACCA Lily」とのコラボもので、もともと定価1500円でしたが、発売当時1000個しか限定販売されなかった。現在二百万のファンに対して存在数が1000個じゃ、需要に供給が追い付きませんね。鑑定額はその辺を考えて、7000円で買い取りさせていただきました」
人気絶頂のV Tuberのファンは日々増加してゆくだろうが、すでに一度限定販売されたアイテムはもう、二度とその数を増すことはないのだ。需要と供給、これはこのホビー雑貨に限らず、鑑定士の皆さんにとって重要なキーワードである。
井出氏の鑑定はまだまだ続く。次ページの商品の鑑定も見てほしい。
※上記は、書籍『駿河屋の歩き方』掲載原稿の転載となっています。「次ページ」「鑑定ポイント」は是非、書籍『駿河屋の歩き方』でお楽しみください。