ナガシマさん

駿河屋が誇る同人誌(男性)鑑定の
スペシャリストに聞くっ!!

 同人誌は一般書店で流通する商業誌と違い、おもには即売会イベントで売られ、大手専門店で一部が扱われている本のことだ。〈薄い本〉の俗称で呼ばれているように、多くは十数~数十ページくらいの薄さだが、一部の同人誌に込められた熱量は商業誌に劣らない。それらのなかには、後年にプロデビューした漫画家の習作的なものもある。だがファンのなかには、漫画家のそんな同人誌があったことすら知らない人もいるに違いない。駿河屋では過去の同人誌も手広く扱っており、鑑定士のナガシマさんが担当する。
「もともと本好きだったのですが、一般書店で買えないという点で同人誌に興味を持ったのが最初のきっかけですね。
 コロナ禍がひとまず明けたあと、同人誌即売会はまた参加人数も大幅に増えました。それに外国人の参加者が多くなっていますので、インバウンドによる市場規模の変化を期待したいところです。
 同人誌は個人出版物のため、情報が少ないのが現実です。それゆえに自分で相場を形成していくのが大変ですがやりがいを感じます」